コーデバランスは「 真・副・控」美しいコーデの組み方

クローゼットを開けて今日の服を選ぶとき、
服はたくさんあるけど「今日は、何を着たらいいんだろう?」と悩んでしまうことはありませんか?組み合わせてもなんだかパッとしない。

その理由は、コーデの主役・脇役が決まっていないからかもしれません。


🌸 華道の「真・副・控」に学ぶ

華道の世界では、花を生けるときに
「真(しん)・副(そえ)・控(ひかえ)」という3つの役割を考えます。

  • :主軸。全体の中心であり、印象を決める存在。
  • :真を支え、方向やバランスを整える。
  • :全体を落ち着かせる余白や間。

この3つが揃うことで、自然と“美しい調和”が生まれます。
ファッションも、まったく同じなんです。

① 真(しん)=主役を決める

まずは、“今日の主役”をひとつ決めることから。

主役とは、コーデの印象を決める、メインのアイテムのこと。
たとえば、

  • 「今日は女性らしい雰囲気にしたい」→ チュールのスカート
  • 「きちんと感を出したい」→ 生地がしっかりしたジャケット
  • 「リラックスモード」→スウェットなどでゆるく

ここで大切なのは、“全部主役にしない”こと。
主役を1つに絞ることで、他のアイテムの選び方がぐっと楽になります。

🌿主役を決めること=コーデの軸を決めること
軸があると、バランスが取りやすくなります。

② 副(そえ)=主役を支えるアイテム

次に考えるのが“副”。
主役を引き立てるサブの役割をします。

  • チュールのスカート(真) → 女性らしい印象にしたいからブラウス(副)
  • ジャケット(真) → きれいめなパンツと合わせて“きちんと感”(副)
  • スウェット(真) → 同じ生地のゆるいパンツで“まとまり”を作る(副)

副は、主役を支える存在。
ここがしっかりすると、全体がまとまり、コーデが「整って見える」ようになります。

③ 控(ひかえ)=全体を落ち着かせる

最後に、控(ひかえ)。
これは小物・メイク・髪型の部分です。

バッグや靴の色を合わせたり
メイクをナチュラルにして抜け感を出したり
アクセサリーを最小限にしたり

控があると、全体に“呼吸”が生まれます。
華道でも、花と花の間に空間があるからこそ美しい。
ファッションも同じ。引き算が、品を作ります。

💡ちょこっとテクニック

パッと目を引くバッグをメイン(真)にコーデを組んでみるのもおすすめです。
お洋服を(副)として考え、バッグを引き立てるコーデを組んで見ましょう。

まとめ:3つの役割を意識するだけで整える

主役を決めて(真)、
それを支えて(副)、
最後に落ち着かせる(控)。

この3つの役割を意識するだけで、
どんな服でもコーデが自然に整います。

なんとなく選ぶのではなく、
「どれを主役にするか」から始めてみてください。
それだけで、毎日の服選びがぐっとラクになりますよ。

BLOG

ブログ

PAGE TOP