やるせなさのあとに、やさしさが生まれるとき
心を整える小さな循環
ちょっとした行き違いがあって、うまく伝えられなかったり、
思わず強い言葉を使ってしまったり。
そんな日ってありますよね。
その瞬間は正しいと思っていたのに、
あとから「言い方が違ったかな」と思い返して、
胸の奥にやるせなさが残ることがあります。
私も、そんな気持ちを抱えていた日がありました。
どうしたらこのモヤモヤを整えられるのか、
しばらくわからないまま過ごしていました。
無意識のやさしさに気づいた瞬間
あるときふと気づいたんです。
私はそのあと、誰かが喜びそうなことを
いくつか自然にしていたことに。
「優しくしよう」と意識したわけではなくて、
ただ、無意識のうちに動いていた。
そのとき、「あれ、もしかしてこれ、
自分を癒すためにしてたのかな」と思いました。
あのとき、伝え方を間違えたかもしれない私。
余裕がなかった私。
その自分を、誰かの笑顔を想うことで
そっと許そうとしていたのかもしれません。
やさしさが、自分を整える
心理学では、こうした行動を「自己修復行動」と呼びます。
人は心が痛んだとき、自然と
やさしさや思いやりの方向に気持ちを向けるのだそうです。
その瞬間、脳の中では安心をもたらすホルモンが分泌され、
少しずつ心が落ち着いていくといわれています。
完璧でいられない日があっても、大丈夫。
ちょっとつらいなと感じるときこそ、
人にやさしさを向けてみてください。
そうすることで、少しだけ心が軽くなったり、
救われたような気持ちになれたりするかもしれません。
🌷 ひとことメモ
やさしさは、誰かのためだけじゃなく、
自分の心を癒す小さな力になります。
